パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会
中盤まではとても好き。全体的には、うーん。という感じ。
【あらすじ】
銀行強盗のジョンは警察から逃れるため、隠れる場所を探す。一軒ずつ家を回るけど、まあ誰も入れてくれないよね。
やっとこさかくまってもらうことに成功。ジョンを迎え入れた心優しい紳士はウォーウィックさん。
しかし、そのウォーウィックさんに自分の正体がばれてしまい…
以下ネタバレ有。
見るなら絶対まっさらな頭で見るのをおすすめします。
【感想】
中盤まではめちゃくちゃ面白かった。
なんといっても
①狂った紳士がイイ!!
ジョンをかくまったウォーウィックさんのおうちでは、その夜素敵なパーティーが開かれるそう。
その中にまあジョンからしたらめんどくさい人も来るようで。こりゃあやばいとちょっとパーティーに乗り気だったジョンはウォーウィックさんを脅す。
そこからがウォーウィックさんの見せ場。
まさかのワインに一服盛られてたジョンがふと目を覚ますと「皆さん」が勢ぞろい。
ウォーウィックさんは「皆さん」と楽しくおしゃべりしている。
’ジョンからは見えない’「皆さん」とどんどん盛り上がるウォーウィックさん。
ウォーウィックさんの「脳内パーティー」とジョンの見ている「現実」の対比がこれまた怖い。ウォーウィックさん超笑顔。一人でめっちゃ楽しんでる。
その笑顔も怖い。ジョンを見るつきささるような目も怖い。
対比が楽しい映画だなと思います。
②でもここが残念
ジョンとウォーウィックさんの立場が大逆転してウォーウィックさんの孤独に狂った様をおびえながら見ているジョン。までは面白い。
なんとなあくウォーウィックさんを見たときから「ん?」と思っていたことがだんだんと自分の中で色濃くなり、ウォーウィックさんの「狂気」に目が向けられなくなって。
「あー…」
的中。
終わりがちょっと雑かもしれない。あんまり好きじゃない。
というのもこれもともとはショートムービーでそれを無理やり?映画にしたそう。
ここまできれいな締めをしなくてもよかったんじゃないかな、と思う。
でも中盤まではとてもとても好き。孤独という病気にかかった人の触れちゃいけない「狂気」が気持ち悪くて、怖い。いい。
【まとめ】
頭を空っぽにして恐怖を楽しんでください。
是非一人で。