太朗ちゃんと映画

映画(だいたい洋画)の感想文

ゾンビランド

ゾンビランド (字幕版)

 

 

ひっさしぶりのブログです。ひっさしぶりに映画を見たので書きます。

動画見つからなかったので、これで。

 

いやあ最高ですね。ゾンビコメディ、最高。ガバガバだしなんかいろいろ詰め込みすぎなのに、一貫してて、いい。

 

【あらすじ】

地球がだいたいゾンビだらけの世界に、“生き残るための”自らのルールに従いながら生きてきたぼっちで引きこもりの青年が、ゾンビのいない地を求め、仲間たちと旅をするゾンビサバイバルコメディ。

 

以下ネタバレ注意 

【感想】

 おじさんが可愛い。ひたすらにおじさんが可愛いんじゃ…。

 初めて部屋に入れた女の子(ゾンビ)に殺されそうになる主人公、コロンバスくん。

命からがら逃げ出すが、お外のゾンビさんたちに車を壊されてしまう。実家に帰ろうと歩いていると、一台の車が。トゥウィンキーが大好きなごっついおっさんと仲間になる。

 その後、可愛い悪女二人に騙されつつ、ゾンビのいないと噂の遊園地に向かう。

 

ゾンビ、走るタイプなの…。歩くゾンビがタイプなのでちょっとだけ残念に思っていたけどめっちゃよかった。ガバガバで。

 

①ガバガバポイント

・弾使いすぎだし弾どこに仕込んでるの…?

  とくにトゥウィンキーおじさん。やっとの事で見つけた武器、いっぱいあるからってめっちゃ空撃ちする。やめなよ…大切なところで弾無くなったらどうすんの…。

  しかも空撃ちめっちゃするくせにゾンビ寄ってこないの。度々音出してゾンビおびき寄せて一掃作戦するのに、何故か空撃ち中はゾンビ寄ってこない。…よかったね、多分そこ、ゾンビいない地域だよ…。見つけたね…。

  あとなんか後半ばかすか撃ってて爽快だけどね、どこに仕込んでたのそれだけの弾…。

  後半、ほらね!?だから言ったよね!?!?って場面が出てくる。女子二人に対してだけど…。

 ・トゥウィンキーおじさん最強

  遊園地でのゾンビ一掃作戦のためにやっぱり音出すトゥウィンキーおじさん。

  100人くらいのゾンビが来ちゃう。WAO。背中にマシンガン二つ、あとなんかいくつか武器持ってんだろうなって思ってた。思ってたけど。

  遊園地でめっちゃ楽しみながらゾンビを掃除していくおじさん。楽しそうで何より。マシンガンは二本とも弾がなくなったのかぽいぽい捨てる。まだゾンビは沢山追ってくる。

  売店に転がり込み、バリケードを張って、さあやっつけるぞ!取り出したのは二本の拳銃。外にはこれまた100人くらいのゾンビ。

    自分は正直、あ、おじさん死ぬなって思った。

  …めっちゃ元気にお掃除完了。一体どうやってその拳銃で全員倒したの…?

  かっこよすぎ…。

 ・ちょっと姉妹!?今までどうやって生きて来たの…

  コロンバスくんとトゥウィンキーおじさんはスーパーで悪女に出会う。妹、リトルロックちゃんと姉、ウィチタちゃん姉妹。コロンバスくんとトゥウィンキーおじさんは二人に騙され、車と武器を奪われてしまう。前から似たようなことをして生きて来たという描写が流れるが、いやいや…。

  後半、姉妹がやっとこさ夢にまで見た遊園地にたどり着く。昔家族で一緒に行った思い出の場所だ。うん。

  いや、なんで全部の照明あげちゃうの…。遊園地のお外から、遊園地の綺麗な光を目指して走り出すゾンビたち。よく生きてこれたね…。

  でもめっちゃ妹想い、いいお姉ちゃん。

・脱衣ゾンビ

  ガバガバではないけど、可愛かったゾンビがLAにいた。何故か上着を脱いでから車に襲いかかってた。武士道精神かな?可愛いから見つけてね。

 

②コメディと成長

 ガバガバもコメディらしくていいんだけど、コメディ映画として筋を通して撮ってるんだな、と思ったのが“みんなが生きてる”こと。

 ゾンビは倒すし、登場人物全員が孤独で、心に黒いものを人知れず抱えている。

 でもみんな生きてる。誰も死なない。

 悲しい場面は登場人物を引き立てるために少ししか描写しない。

 みんな生きているからこそ、安心して楽しめる。

 危ない場面でも、なんだか安心できる。そして笑える。

 これぞコメディ。すてき。

 もう一つ、一貫していたのが、みんな成長していること。

 特に主人公のコロンバスくん。独りの時はどこか上からというか…。

「俺はどうせぼっちだからさ」

 みたいな、とうの昔の思春期をまだ引きずっているというか…。純粋なんだけど、卑屈さが目立つ。ぼっちの引きこもりだからね。

 でも、悪女姉に好意を抱いて、変わっていく。

 悪女姉妹を助けるために遊園地に向かう。姉妹の前に立ちはだかるゾンビ。コロンバスくんの恐怖の対象である、ピエロのゾンビだった。

 でもあっさり気味にピエロゾンビを倒し、姉妹を助ける。

 そして愛する彼女とのキス。

 彼は自分の中の、恐怖、卑屈さをあっさり飛び越えた。大きいはずの壁は、めちゃくちゃに小さかった。

 ゾンビはスパイスにすぎなかったのかも。

 

 あとはひたすらにおじさんが可愛い。お茶目。可愛いし頼りになる。

 

【まとめ】

 ・“痛い”描写はほぼなし。内臓でてるくらいなので、ホラー、ゾンビが苦手でも見れます。

 ・コメディ青春映画。学生のうちに見たかったな。

 ・青春を思い出したくない人は是非見てください。一人で。

     ちょっとだけ、スッキリするよ。